野球肘(内側上顆剥離)|山田整形外科医院|埼玉県ふじみ野市の整形外科

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上福岡駅 徒歩3
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野球肘(内側上顆剥離)

野球肘(内側上顆剥離) 少年野球における病態と予防、運動器リハビリ 山田整形外科医院 野球肘とは、投球動作を繰り返すことで肘に負担がかかり、痛みや障害が生じる状態の総称です。中でも「内側上顆剥離」は、成長期の子どもに特有の障害で、肘の内側にある骨の成長部分が、強く引っ張られることで傷ついてしまうものです。骨がまだ完成していない少年野球の選手に多くみられます。 主な原因は、投げすぎや連投、無理なフォームに加え、身体の柔軟性や筋力不足です。肘だけの問題と思われがちですが、実際には肩や股関節、体幹の動きが悪いことで、肘に負担が集中してしまうケースが少なくありません。初期は「投げると肘が痛い」「投げ終わった後に違和感がある」といった症状から始まりますが、我慢して続けると骨が剥がれてしまうこともあります。 予防のために最も大切なのは、痛みを軽く考えず、早めに投球を休ませることです。また、日頃から投球数や練習内容を管理し、十分な休養日を設けることが重要です。運動器リハビリでは、肘の安静だけでなく、肩甲骨や股関節の柔軟性向上、体幹の筋力トレーニングを行い、全身をうまく使って投げられる身体づくりを目指します。 成長期の障害は、正しく対応すれば後遺症を残さず復帰できることが多い一方、無理をすると将来まで影響することもあります。お子さんの小さなサインを見逃さず、医療機関・指導者・保護者が協力して、野球を長く楽しめる環境を整えていくことが大切です。