夏の入浴の注意点|山田整形外科医院|埼玉県ふじみ野市の整形外科

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夏の入浴の注意点

夏の入浴の注意点 ― 安全で快適な入浴習慣のために 夏は気温や湿度が高く、入浴を敬遠しがちですが、発汗による汚れや皮脂を洗い流すことで清潔を保ち、血流促進や疲労回復にも役立ちます。ただし、高温環境下での入浴は体に負担がかかりやすく、脱水や熱中症、のぼせのリスクがあるため、いくつかの注意点を守ることが重要です。 1. お湯の温度はぬるめに設定 夏は38~40℃程度のぬるめのお湯が適しています。熱いお湯は発汗を促しすぎて体内の水分を奪い、入浴後の体温上昇が長引く原因となります。ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、リラックス効果も高まります。 2. 入浴前後の水分補給を忘れずに 入浴中にも汗をかくため、体内の水分が不足しがちです。入浴前にコップ1杯の水を飲み、入浴後にも水分を補給して脱水を防ぎましょう。お茶やアルコールは利尿作用があるため、水や経口補水液が適しています。 3. 長湯や高温浴を避ける 暑い季節は短時間の入浴で十分です。全身浴なら5〜10分程度、半身浴でも20分以内を目安にしましょう。長時間の入浴は心臓や血管への負担が大きく、特に高齢者や心疾患を持つ方には危険です。 4. 入浴前後の室温管理 浴室や脱衣所が高温多湿になると、入浴時の温度差で体に負担がかかります。換気扇を回し、可能であれば浴室や脱衣所にも扇風機や冷房を活用して温度を調整しましょう。 5. 体調がすぐれないときは無理をしない 強い疲労、食後すぐ、発熱やめまいがあるときは入浴を控えることが望ましいです。シャワーで汗を流すだけでも十分に清潔を保てます。 6. 高齢者は特に注意 高齢者は発汗や体温調節機能が低下しており、入浴による血圧変動や脱水の影響を受けやすい傾向があります。家族が声をかける、入浴中の体調変化に注意するなど、安全確認が大切です。 夏の入浴は、清潔さと健康維持に役立ちますが、「ぬるめ」「短時間」「こまめな水分補給」の3点を守ることが、安全で快適な入浴習慣の鍵となります。